は行
化け物使い |
御家人(ごけにん): | 〔徳川幕府の直参(じきさん)で〕お目見え以下のさむらい。 |
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奉公人(ほうこうにん): | 飯炊き・薪割り・庭掃除。使い走り、その他雑用をする役で、落語では「権助奉公」などと、俗に権助といった人物が出てくる。他に杢助(もくすけ)とか本名または仮につけた名を呼んだ人物も。権助はなにも信州人にかぎった訳ではないが、江戸時代には『お信濃(しな)』などと侮称されていたが、鈍重ながら我慢強くよく働いたので、雇主の受けは他国人よりよかったという。 “信州強情・信州辛抱”などという言葉もその辺の事情をよく伝えている。 |
音(ね)を上げる: | よわねをはく。 |
暇(ひま): | 主従・夫婦などの関係を絶つこと。「暇を出す」は使用人などをやめさせるの意。「暇を取る」は使用人のほうからやめる、暇をもらう。 |
大入道(おおにゅうどう): | ずばぬけて大きい男(の姿の化け物)。 |
入船亭扇辰: | 第27代幹部。六代目若木家志楽。新潟の出身と聞き「シベリヤが近いで。知ってるゥ」とかなんとか地理的なことから歴史的なこと(〜抑留〜)からなにやらウンチクを述べまくる往復亭びん太(第23代)により入部当初シベリ家翌柳と命名され、のち万年堂亀頭(第22代)からはプテラノドン(〜翼竜だから〜)と呼ばれたなどの記憶だが? 1989年九代目入船亭扇橋に入門、2002年春真打に昇進。 |
花見の仇討
割れ返る: | 大さわぎのようすをあらわすときに使う。 |
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巡礼: | 聖地や霊場を巡拝する旅によって、信仰を深め、特別の恩寵(おんちょう)にあずかろうとすること。また、その人。 |
六十六部: | 笈櫃(おいびつ)に経典六十六部を入れ、日本六十余州の国分寺へ詣で、一部ずつ納めて修行する行脚(あんぎゃ)僧。この筋書きでは背負(しょ)っている笈櫃を開けると中には酒、肴、三味線、太鼓が入っていて、大一座になって、飲めや歌えのドンチャン騒ぎといく予定だった。 |
飛鳥山(あすかやま): | 東京都北区南部にある台地。江戸時代からの桜の名所。 |
割り科白: | 一つの科白(せりふ)を、二人または三人以上で分けて述べること。 |
はんたいぐるま 反対俥 |
一瀉千里(いっしゃせんり): | 気がかりで、不安な状態(事)。事故やけんかなどよくないこと。酒で間違いを起こしたOBが何人いることやら… |
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韋駄天(いだてん): | 仏舎利を奪って逃げた鬼を追いかけて捕らえ、また僧の急難を走って行って救ったと言われる神。足が速い人のたとえにされる。 |
梶棒(かじぼう): | 人力車・荷車などを引くための長い柄。 |
芸者: | 料亭・旅館などに呼ばれ、時間ぎめで酒席に出てお酌をしながら客の話し相手になったり注文によって歌や踊りで座興を添えたりする女性。もう本物はなかなかお目にかかれませんし、宴席に呼んで遊興することを「芸者をあげる」といってサゲに関係しますが、金がかかるんでしょうねえ。 |
赤ゲット: | ゲットはブランケット(毛布)の略。明治時代、赤い毛布をはおって都会見物に来たことから田舎者のことや慣れない洋行者をも指すようになったと。 |
不精床 |
さかやき 月代: |
中世末期以後、成人男子が前額部から頭上にかけて髪をそり上げたこと。 また、その部分。 |
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ボウフラ: |
蚊の幼虫。水中に住み、体は短い棒状で、くねくねと運動し浮き沈みする。 最近は下水がすっかり整備されて水のたまったドブなども少なくなり、見る機会が減ったもんです。蚊はいるのに…。 つまり、まあ、ここではボウフラが湧くということで、水をずっと替えていないってことを表現してるわけで。 |
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